危険物取扱者試験 乙種を取得するには

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危険物取扱者 乙種の攻略法を伝授します!

危険物取扱者とは

危険物取扱者とは、「危険物」を取り扱うのに必要な国家資格です危険物取扱者資格は 甲種、乙種、丙種と3種類あり、それぞれ取り扱うことができる物品が異なります。

危険物には第1類から第6類まであり、
甲種: 第1類から第6類の全ての危険物を扱えます。
乙種: 全6類の内、試験に合格した類の危険物を扱えます。
丙種: 乙種第4類の内、指定された危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油、潤滑油、引火点130℃以上の第3石油類、第4石油類、動植物油類)のみ扱えます。

危険物取扱者試験の概要

受験資格

甲種 乙種 丙種
受験資格あり 受験資格なし 受験資格なし

乙種と丙種は誰でも受けられます。

試験日程

各都道府県ごとに異なりますが、年6回程度の試験機会が設定されています。ただし、6月や10月に多くなっているなど、傾向がありますので詳細は主催者ホームページを参照ください。

一般社団法人 消防試験研究センター

受験料

甲種 乙種 丙種
6,600円 4,600円 3,700円

試験の形式

試験はマークシート方式の筆記試験です。実技試験はありません。

試験時間

甲種 乙種 丙種
2時間30分 2時間 1時間15分

ただし、 試験科目の一部が免除される方の試験時間は、免除される問題の数に応じて短縮されます。

試験科目

種類 試験科目 問題数
甲種 危険物に関する法令 15
物理学及び化学 10
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 20
乙種 危険物に関する法令(法令) 15
基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化) 10
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消) 10
丙種 危険物に関する法令 10
燃焼及び消火に関する基礎知識 5
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10

危険物の類別

類別 性質 品名数
第1類 酸化性固体 11
第2類 可燃性固体 9
第3類 自然発火性物質及び禁水性物質 12
第4類 引火性液体 7
第5類 自己反応性物質 11
第6類 酸化性液体 5

試験レベル

(2/5)

やや易しいです。未経験でも一発合格可能です。

乙種全類を制覇する効率的な順序

乙種を全て取得するために効率的な順序をフローにします。

まずは最も取得しやすい第6類で法令、物化、性消の3科目合格を目指します。次に他の類を受験するのですが、乙種危険物取扱者の資格は、免状の交付を受けなければ取得したことになりません。したがって、試験に合格しても、次回試験の受験願書提出時までに免状を交付されていなければ、試験科目の免除を受けることができません。必ず免状交付申請し、免状が交付されてから次の受験申請するようにしましょう。

あとはどの順番でもいいのですが、乙4類は試験範囲が広いため単独にして、それ以外で似たような内容となる類を複数受験申請にすれば、試験場に行く回数を減らすことができます。単独受験は必ず発生しますので、乙4類以外のどれでも問題ないです。
電子申請では複数受験の申込みはできません。書面による受験申請を行うには、最寄りの消防署にて受験願書を入手しましょう。

勉強時間

上記のフローのように最初は法令、物化、性消の3科目合格が必要となります。
それぞれ10時間くらいで、トータル30時間くらい勉強したと思います。

その後は類別の消性のみで、難易度やボリュームにもよりますが、最大でも20時間あれば問題ないと思います。時間がなければ直前の2、3日でも合格可能だと思います。

勉強法

基本的には単語を理解し、系統立てて暗記していくことが重要です。
法令および物化は最初に受験する際に勉強すれば、科目免除となります。

おすすめの参考書

問題集

自分が最初に手にしたものと同じシリーズです。本番に向けて取り組むのにおすすめの一冊です。

  • 書籍名 : 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和2年版
  • 発行元 : 公論出版
  • 本体価格 : 2,200円(税込)

テキスト

わかりやすい内容で書かれたテキストです。内容を必要以上に詰め込むものではなく、要点を抑えており、試験合格に必要な知識を身に付けるための内容になっています。

  • 書籍名 : わかりやすい! 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験
  • 発行元 : 弘文社
  • 本体価格 : 1,650円(税込)

乙4の参考書

乙4は単体での問題集を用意して勉強するようにします。

  • 書籍名 : 乙種4類危険物取扱者試験 2019年版
  • 発行元 : 公論出版
  • 本体価格 : 1,800円(税込)

【超重要】 試験攻略法 テスト当日の受け方のコツ

満点を目指すわけではなく、確実に点数の取れる問題をミスなく解答するようにしていきます。単純な計算間違いや、マークのミスなどの無いよう、最後の見直し時間は取るようにしましょう。

無事に合格すると

試験合格後、免状交付申請の手続きをすると免状が発行されます!

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